こんにちは!スポーツメンタルコーチ橋本です。
今回は「強い選手が勝つとは限らない。戦略的思考が大事な理由。」と題してお伝えします。
この記事はこんな選手におすすめ!
・どちらかと言えば、自分は弱いと思っている。
・まだまだこれから成長しなきゃって思っている。
・どうやったら強くなれるか、迷っている。
この記事では
・この先、自分どう成長していけばいいんだろう??
・勝つための戦略って何??
・どうやって戦略を立てればいいの??
このような疑問に答えながら、
「強い選手が勝つとは限らない!戦略的な思考が大事な理由」
というテーマについてお伝えしていこうと思います。
私はスポーツメンタルコーチとして、トップからアマチュア、学生まで様々な競技のアスリートのサポートをしてきました。そんな中で培ってきた「結果を残す考え方や方法」をこのブログで書いています。
この記事を読んだアスリートが自分の戦略を見直し、成長する機会にしてくれたら嬉しいです。
それではどうぞ!
勝負に勝ちたいか!
こう聞かれた時に
いや自分負けてもいいっす!
こんな風に答える選手はほとんどいないと思います。
競技とは相手がいるからこそ成り立つものです。
「相手やライバルをいかに上回るか」という問いは、競技で上を目指すのであればずーっと付き纏ってくるもの。ここから目を背けては、勝つはずのものも勝てなくなってしまいます。
だからこそ、この課題と真剣に向き合い、一つ一つ解決していくことが大事!
成長というのは何も身体や技量の成長だけではありません。
相手を上回るという課題を解決する力を育てることも、立派な成長といえます。
そもそも戦略ってなに??
戦略という言葉の意味を知っているでしょうか?
戦略…
①戦争に勝つための総合的・長期的な計略。
②組織などの運営について、将来を見通しての方策。
調べてみるとこのような意味のようです。
スポーツ選手に当てはめるとするならば
「相手に勝つため、あるいは自分の将来を見通しての総合的長期的な計略」
と言えるかもしれないですね。
強者とだって戦える。
相手を上回るということの裏側にあるのは
「同じものを比べたときに強い方が勝つ」
という競争の原理です。
何を当たり前のことを思うかもしれませんが、
スポーツの場面では必ずしも強いと思われる方が勝つわけではないことも確かです。
例えば、
2020年の9月フットサル一部リーグに所属するバルドラール浦安が日本代表候補を撃破しました。
個々の能力が高いと思われる日本代表候補のチームに対して、クラブがなぜ勝つことができたのでしょうか?
そこには勝つための戦略がきちんとあるからだったと言えます。
こちらの記事によれば、時間をかけて準備してきたディフェンスを40分やり切ったということが大きかったようです。「相手にとってのアンラッキーを狙う」という部分に、その戦略の徹底ぶりが見えます。
参考:フットサル日本代表候補を撃破 浦安の小宮山監督がもたらした変化
https://www.soccer-king.jp/news/japan/futsal/20200917/1120078.html
戦略的な思考を取り入れるためには?
戦略的な思考というと
頭いい人がやるやつか…!
むずかしそう…!
そんなふうに感じてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
シンプル落とし込むなら
「どうやったら勝てるのか」
という問いを考えることです。
なんだ!それなら考えたことある!
という選手もいるでしょう。
そうです。誰もが考えたことがあるはずなのです!
しかし、ではなぜ誰もが勝てないのかというと、戦略的な思考を上達させるということをしてきていないからです。
逆に言えばここには大きな伸びしろがあると言えます。
どうやって戦略を立てればいいの??
①まずは勝利条件の整理から!
まずは「勝つ」とはどんな状況のことを言うのかをはっきりさせましょう。
これは競技によってそれぞれあるでしょう。
・相手より得点が多ければ勝ち(サッカーや野球など)
・相手より多くのセットを取れば勝ち(バレーや卓球、テニスなど)
・相手より早くゴールにつけば勝ち(陸上トラックや水泳など)
…などなど
それぞれの競技の中でこの状態になっていれば明確に勝ちというものがあると思います。
そんなの当たり前だろう!っていうと思いますが、「ゴールから考える」というのは戦略的思考において非常に重要な観点です。
時には目の前のやるべきことに追われ、ゴールを見失ってしまうのが人間というもの。
そういったことに時間を使ってしまうのは、まさに戦略上のミスと言えます。
また、競技によってはシーズンで成績を競うものもあります。
そういった場合はシーズンのゴールをきちんと見据えて戦略を立てることも重要。一つの試合よりも一つ大きな視点でものをみる必要があります。
②勝利条件につながる要素って??
勝利条件をきちんと整理できたら、今度はその勝利条件に直接つながるものを考えます。
ex.サッカーだったら…
・相手のゴールにボールを入れる(オフェンス)
・相手にボールをゴールに入れられない(ディフェンス)
その競技に取り組む選手から「当たり前のことだ」と笑われそう…
しかし勝利条件を考えていた時よりも、やるべきことがはっきりしてきているのがわかるでしょうか?大きくはこのような方向性に沿って考えていく必要があるという方向性が見えてきました。
勝つというのは「状態」であり「結果」です。
相手がいる以上、結果は自分自身では完璧にコントロールすることはできません。
だからこそ必要な要素を洗い出し、自分の能力や行動レベルに分解することが重要です。
そうすることで初めてコントロール可能なものへと近づいていきます。
③勝利につながる要素をどう達成するか??
ここまできたら、この勝利に繋がるものをさらに分解して、
「どうやって達成するか」を考えましょう。
先程のサッカーの例で考えるならば
「どうやって得点を取ろうか?」
「どうやって守ろうか?」
という問いに答えるものです。
得点を取るためにはシュートを打つ必要がありそうですし、相手のゴール近くにボールを運ぶためにはパスを繋いでいくことが重要かもしれません。あるいは時にはドリブルという手が有効かもしれません。
ここで重要なことはこの勝利条件を達成するための方法はルールを破らない限り自由だということ。
しかし、自由だということは「自分で選ぶ」ことでもあります。
その手段の選び方にチームや選手の色や特徴といったものが出ると理解しておくことが大事です。
先程の浦安の例ならば、相手のゴールの近くでも強くプレッシャーをかけるということを徹底したというのがそれにあたります。
これを自分の競技に当て嵌めるならどうなるでしょうか?
あなたはどうやって勝利条件を達成しますか?
戦略を考える=競技と向き合うこと
戦略的な思考の基本は
「ゴールからの逆算と分解」
です。
この部分はどんな状況でもどんな相手でも変わりません。
ここまで読んだ時に、戦略を考えるということ=競技について深く考えることだと気がつけたなら、それは非常に重要な視点だと私は思います。
アスリートというとストイックなイメージがあり、どうしても「自分と向き合う」という側面ばかりに側面があたりやすいように思います。
もちろん、自分と向き合うことは成長に欠かせません。
しかし、自分と向き合うばかりで目の前にある課題や相手に向き合えないのは、「相手を上回る」という競技の本質から目を背けてしまうことにもなるということを覚えておかなくてはいけません。
競技と向き合うために、自分と向き合う。
そのための戦略的な思考です。
あなたも一歩ずつ始めてみませんか?^^
この記事のまとめ!
・勝つための戦略をたてましょう!
・戦略的な思考は誰でもやっていること。上手になろう!
・戦略を考えることは競技と向き合うこと!
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