こんにちは!スポーツメンタルコーチ橋本勇郎です。
スポーツ選手のメンタルサポートを通して
「愛する競技を心から楽しめる選手を増やす」ことを
ミッションとして活動しています。
今回は「怒られた時の対処法」と題してお伝えします。
この記事はこんな選手におすすめ!
・よく指導者に怒られる選手。
・よく味方に怒られる選手。
・怒られすぎて調子が出せなくなっている。
それではどうぞ!
怒られるのはしんどい…
ミスするたびに怒られる…
ミスするたびに怒られる…
自分ばっかりどうして…
怒られる経験というのは
どんな時も心地が良いものではありませんよね。
さらには、怒られる経験が増えるにつれ
思い切りプレーすることができなくなる…
そんな選手をこれまでも
たくさん見てきました。
怒られた時に沈んでしまう。
怒られて困っている。
そんな時には相手の怒りを
どう受け止めたらいいのでしょうか。
「怒り」とはそもそも何か?
そもそも「怒り」というのは
どういった感情なのでしょうか。
怒り(anger)
自分自身の気持ちや身体を物理的、社会的に攻撃されたり、侵害されたりと感じたことによって生じるフラストレーションから起こるネガティブな情動のこと。(『誠信 心理学辞典』誠信書房)
「怒り」は私たちが人間になる
ずっと前からある感情の一つです。
だからこそ「怒り」は
誰にでもあり得る感情です。
では競技の場面で怒られるのはどんな時でしょうか?
ミスをした時
ミスをした時や
良くないプレーをした時に怒られる。
こういったことは、
よくあることかもしれません。
こうした時に怒る指導者には
「ダメなことには罰」
という発想があります。
「怒られたくないならミスをするな」
という雰囲気を作ることで、
プレーを改善させようと
考えていることもあるでしょう。
こういった指導者が期待しているのは
「プレーの改善」です。
指導者が怒る理由がはっきりしていて
その改善が自分の成長につながるなら、
自分のために改善するのは
非常に大切なことかもしれません。
やる気を出させたい時
怒る人によっては反骨心を煽り、
やる気を出させるために怒る人も。
「なにくそ!今に見てろ!」
と思わせたいのかもしれません。
こういった時、期待されていることは
「はい!頑張ります!」と
いわゆる、気持ちを見せることかもしれません。
ただ、このやる気を出させたいに対して
本気で応える必要はない時も。
具体的な改善が語られないなら、
反省した態度を示しておきましょう。
怒っている人は「困っている」かも
怒りというのは非常に強い感情です。
怒りをぶつけて相手を思い通りにしたり、
自分の価値観と違う考えを排除することに
よく使われます。
しかし、よく考えてみると、
強烈な感情に頼らなくてはならない状態と
捉えることもできます。
つまり怒っている人は
「怒ることしかできない」状態であることが
実はたくさんあるのです。
もしかすると、
他の方法を知らないのかもしれません。
怒られている時、あるいは
怒っている人を見かけた時、
「この人は何に困っているのだろう」
と考えてみると良いかもしれません。
少し見え方も変わるのではないでしょうか。
怒りは相手の心の中にあるもの。
怒りに対処するために重要なことは、
相手の感情に巻き込まれないことです。
特に、相手に怒っている時は
理屈が通じない時もあります。
相手の怒りを宥めようとしても
うまくいかないことの方が多いでしょう。
そんな時こそ知っておきたいのは
「相手の気持ちを変えられるのは相手だけ」
ということです。
感情を変えられるのは怒っている当事者だけと考え、
自分は気持ちを受け止めるのではなく、
プレーの改善に集中すればいいのです。
コミュニケーションは自分のために
怒りを向けられた時に、
もしコミュニケーションをする
余裕がありそうなら、
相手の考えや思っていることを
聞いてみるのも対処法の一つです。
「この人は自分をどうしたいんだろう?」
ということをコミュニケーションを通じて
少しずつ掴んでいくのです。
相手の感情を抜きにして、
何を伝えたいのかがわかれば
改善ポイントも見えやすくなります。
ただポイントは、
相手の気持ちをどうこうするのではなく、
自分が上達するヒントを得るつもりで
コミュニケーションをしましょう。
相手のためではなく、
あくまで自分のために。
余裕がある時にチャレンジしてみましょう。
距離を置くのも一つの手
相手の気持ちを変えることは非常に困難なこと。
だからこそ
物理的・精神的に距離を置くことも
その場の対処法としては有効です。
例えば、
・怒っている人に近づかない。
・怒っている指導者とは別の人に
アドバイスを求める。
・怒られている時に次のプレーの
ことを考える。
相手が怒っていることに焦点を当てると
その怒りに影響されてしまいます。
意識的に少しだけ焦点をずらして、
「今、自分ができること」を考えることで
少しずつ影響を受けにくくなりますよ。
まとめ:相手の気持ちは相手次第。自分の成長に専念しよう。
相手が誰であれ、
他人の感情に振り回され続ければ、
主体性という最も重要なスキルを
失ってしまいかねません。
もし怒りの原因が自分だとしても
「怒られた」から改善するのではなく
純粋に「改善した方が良い」からのはず。
怒りを向けられると
感情的になり易いかもしれませんが、
それを上手に受け流すことができるように
少しずつ訓練をしていきましょう。
怒りに冷静に対処できるようになると
あなたが本来持っている力は
発揮しやすくなりますよ。
この記事のまとめ!
・怒りは誰にもある感情。
・怒りをコントロールできるのは、怒っている本人だけ。
・自分は自分ができることに集中する。
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