ブログ 感情と向き合う

”自分を知る”ことがメンタルとパフォーマンスを安定させる理由。

こんにちは!
スポーツメンタルコーチ橋本です。

スポーツ選手のメンタルサポートを通して
「心から競技を楽しめる選手を増やす」ことを
ミッションとして活動しています。

今回は「”自分を知る”ことがメンタルを安定させる理由。」と題してお伝えします。

この記事はこんな選手におすすめ!
・なぜうまくいかないかわからない。
・自分のメンタルの浮き沈みが激しい

この記事では

・自分を知るって何?
・どうして自分を知るのが大事なの?
・どうやって自分を知ったらいいの?

このような疑問に答えながら、

「自分を知ることの重要性と方法」

をテーマにお伝えしていこうと思います。

それではどうぞ!

自分を知らない人が陥る落とし穴

「どうしてうまくいかないかわからない…」

私自身も競技経験の中で、
このような悩みに陥ったことがあります。

私は大学時代アメリカンフットボール部に
所属していました。

大学から始めた競技でしたが、
アメフトの面白さに惹かれ、
一年生の時から試合に出たくて
トレーニングにも真面目に取り組みました。

ところが、同期や後輩には
運動神経抜群の選手ばかり。

同じポジションでは
なかなか出場機会がもらえず
悔しい思いばかりしていました。

こんなに頑張っているのに、
どうしてだろう。

もっと頑張らないと
レギュラーになれない。

そんなことばかりを
考えていた自分がいたように思います。

「同期や後輩たちに敵わない」
そう思った私はより出場機会の多いポジションへ
切り替えそちらの練習に取り組みました。

その結果
私のプレーヤーとしての評価は
「なんでも屋さん」に。

特化した部分のない選手になってしまって私は
4年生になっても出場機会はそれほど多くなく、
試合ごとに数プレーずつという状態でした。

大学でのうまくいかなかった悔しさが
今アスリートのメンタルを支えたいという
思いにつながっています。

ただもし、この立場から当時の自分に
一つアドバイスを贈るとしたら
「もっと自分を知りなさい」
ということかもしれません。

というのも当時の自分には
自分を振り返る機会がほとんどなかったのです。
それもプレーやスキルに関するものではありません。

私に圧倒的に足りなかったのは
考え方や努力の仕方など、
自分の内面を振り返ることでした。

もっと試合に出られない事実と
ちゃんと向き合っていれば。

自分のポジションに誇りを持ち、
意地でも譲らないという気持ちがあれば。

もっと練習やトレーニングを工夫し、
より意味のある練習をしていれば。

もっと活躍できたのではないかと思います。

行動を最適化するために

私たちが日々生活したり、活動する中で
どのくらいの意思決定をしているかご存知でしょうか?

とある研究によると
言葉や食事を選んだり
移動の際にどの道を選ぶか、
体の動かし方や姿勢など
ありとあらゆるものを含めると
1日で3万5千回以上の
選択をしているそうです。

いやいや、そんなにしてないよ。
と思うかもしれません。

しかし、私たちはほとんどの活動を
脳の無意識の働きに任せています。

そう思うと実感がないのも当然なのです。

だからこそ、自分が
無意識にどんな意思決定をしているか、
無意識にどんな行動をしているか。

これを知ることが重要なのです。

失敗する時のパターンがわかる

自分の無意識の行動を知ることができると
「自分の失敗のパターンがわかる」
ようになります。

結果として失敗するという時、
実は失敗は一回の判断や意思決定で
出来上がっているものではありません。

ミスに直接つながった判断や
意思決定をするまでの過程でも
状況の変化に小さく対応していたり、
細かな意思決定を繰り返しています。

間違った判断を繰り返せば
ミスや失敗が起こるときには
状況をコントロールすることが
困難になってしまうこともあります。

また無意識でやってしまっていることは
同じ状況で同じような行動に
結びついていることも多くあります。

だからこそ自分を知るということは、
自分の”パターン”を知ることにつながります。

あなたが失敗してしまう時、
どのようなことを考えていたり、
どんな感情を感じていたりするでしょうか?

一度振り返ってみると新しい発見が
あるかもしれませんよ。

モチベーションの維持に役立つ

自分を知ることは、
モチベーションの維持にも役立ちます。

あなたがワクワクしたり、
面白いと思ったり、
楽しいと感じたりするものは
どんなものでしょうか?

こう言ったポジティブな感情は
モチベーションに直結しています。

これまであった選手の中では
「自分が好きなものがわからない」
「楽しいことがない」
という方もいました。

こういった状態では自分のメンタルを
上手にコントロールできなくなります。

逆に、自分にとって何が面白いのか、
どんなものに心が動くのかを知っていると。

「この練習好きだから今日はそれを楽しみに頑張ろう」
「トレーニング終わったら大好きな温泉行こう」

と自分の気持ちをコントロールすることも
できるようになっていきます。

まとめ:自分を知ろう。

自分というのは一番身近な他人です。

知っているつもりでも意外と知らなかったり、
実は知っていることがあるのに
それに気が付いていなかったり

自分を知ろうと思うと
そんな発見がたくさん出てきます。

自分を再発見する作業というのは、
それだけで面白い時もありますし、
時には苦しみが伴う時も。

しかしそんな瞬間を乗り越えた時
本当の意味でメンタルが安定していくのです。

この記事のまとめ!
・自分を知らないと頑張り方がわからなくなる。
・失敗パターンを知ることで継続的に成長できる。
・自分を知ることでモチベーションも安定させられる。

メンタルを一人で変えることは簡単ではない

人の行動の95%は無意識といわれます。

特に、目に見えないメンタルの動きを
全て意識することは非常に困難です。

だからこそ思うのは

自分自身のメンタルだからといって、
自分一人で抱え込まなくてもいいということです。

一生懸命だからこそ、
大好きな競技に本気だからこそ、

そこにある悩みや課題と一緒に向き合い、
そこにある成長を一緒に喜ぶ。

私はそんなメンタルコーチでありたいと思っています。

「うまくいかない理由がわからない…」

そんな悩みがあるならば、
ぜひ一度メンタルコーチングを体験してみてください。

一緒に競技を楽しむメンタルを育てましょう。

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