こんにちは!スポーツメンタルコーチ橋本勇郎です。
スポーツ選手のメンタルサポートを通して
「愛する競技を心から楽しめる選手を増やす」ことを
ミッションとして活動しています。
今回は「【誰でもできる】自分を褒められる選手が強くなる理由と具体的な方法」と題してお伝えします。
この記事はこんな選手におすすめ!
・自分に自信が持てない
・他人の目線が気になって仕方がない
・自分の考えで動くのが苦手
この記事では
「自分を褒めることの効果」
というテーマについてお伝えしていこうと思います。
それではどうぞ!
自分で自分を褒められない…
競技でうまくいかないことが続いた時に、
自分はなんてダメなんだ…
自分の良いところ…?わかりません…
そんなふうに思ってしまうことはありませんか?
アスリートにとって、「競技の結果」というのは
自分の努力の証だったりします。
そんな中で結果が良くなかったり
思ったようにパフォーマンスが発揮できなかったりすると
自分で自分を否定し始めたりすることも…
実は、これまで関わったアスリートの多くは
自分のダメなところを見つけることの方が上手でした。
私はこんな時すごくもったいないなぁと思いながら
選手と接しています。
というのも試合で素晴らしいパフォーマンスを発揮する選手は
自分の長所や得意なことを知っていて
自分を上手に褒めることが自然にできていたりします。
ではなぜ自分を誉められなくなってしまうのでしょうか。
褒め方を知らない
自分を褒めるということができない選手は
面白いことに他人を褒めることも苦手なケースがあります。
このような場合
そもそも褒めるということを
これまでのしてこなかっただけかもしれません。
生まれた瞬間から
褒めることが上手な赤ん坊はいないわけで
そういう場合はこれから少しずつ練習していけば良いだけだったり。
「結果が出てないから…」
自分を褒めることが苦手だと言う人に
「自分には褒めるところがない」
とおっしゃる人がいます。
深く聞けば、
「うまく行っていないと褒められない」
「結果が出てないから褒められない」
と思い込んでしまっていたりします。
しかし一つ考えてみて欲しいのは、
「結果が出なかったからといって、そこまでの過程が全て間違っているのか?」
ということ。
きっとそんなことはないですよね。
おそらく、何かしらこれからも続けていく部分はあるはずです。
目標までの過程にある正しい部分を良いものとして認識できないと
努力の積み重ねができなくなってしまいます。
結果が出てないから誉めてはいけない。
これは捨ててしまったほうがいい信念かもしれません。
自分を褒める方法
自分を褒める一口に言っても、
実はさまざまな方法があります。
自分を上手に褒められるようになって、
たくさん成長していきましょう!
ここから先は自分を褒める方法をいくつか紹介します。
結果よりも過程を褒める
先ほど「結果が出なければ褒められない」という方について
書きましたが、これでは苦しい。
なので
「結果ではなくそこまでのプロセスを褒める」
ことにチャレンジしてみて欲しいのです。
うまく行ったかどうかではなく、
それに向けてどんな努力をしたのか。
どんな点に注意をして練習したのか。
もし失敗だったとして何を学んだのか。
こうした小さな成功の芽のようなものは
大切にしなければいけません。
成功に至るまでの過程を、
自分自身で褒めてあげましょう。
言葉に出して褒める
自分を褒めると言った時に
真っ先に思い浮かぶのは、
自分を声に出して褒めることです。
「よしよし、よくやった!」
「ナイス!」
「頑張ってるぞ!」
と他人を褒めるように
自分に言葉をかけてあげてください。
もし、誰かに聞かれるのが恥ずかしいなら、
誰にも聞こえないような小さな声でもいいのです。
実際に声に出すことのメリットは
そこに身体反応があること。
声を出す時の喉や口の感覚。
耳に聞こえてきた時の鼓膜の感覚。
こういった実際の感覚を感じられるのは、
声に出して褒めてみないと味わえないものです。
声に出さずに褒める
声に出すのが簡単じゃないのであれば、
声に出さず、自分の中で自分を褒めてあげることもできます。
人目があっても誰にバレることもなく
自分自身を褒められるのがメリットです。
声に出して褒める以上に、
その褒める相手(自分)をしっかりと意識すること。
「〇〇(自分の名前)はいつも頑張ってる!」
「今日の自分はよくやった!」
褒める対象をしっかりと意識しましょう。
ちょっとしたご褒美をあげる
何か頑張った時に、
自分自身にご褒美をあげることも
褒め方の一つです。
何がご褒美になるかは人それぞれ。
・トレーニング後は美味しい食事を楽しむ。
・1日の終わりにはゆっくりお風呂に入る。
・オフは友人と遊びに行く。
こういったご褒美の計画を立てることを
実際のコーチングの場面でやってもらうこともあります。
トレーニングや練習、シーズンには
うまくいかないことや辛い経験もあるはず。
しかしこうやって節目に自分にご褒美をあげることで、
それらを自分にとって必要な経験だと受け止めやすくなります。
まとめ:自分を褒めてくれる一番身近な存在は「自分」
誰かに褒められたい。
そう思った時に、一番効果的なのは
目に見える成果を出すこと。
しかし、競技の世界では
成果を出し続けることは容易ではありませんし、
たとえ成果を出したとしても
全ての人が褒めてくれる保証もありません。
だからこそ、
まずは自分にとって一番身近な存在である自分が
自分のことを認め、褒めてあげることが重要です。
ぜひ少しずつ、
自分を褒めるトレーニングを始めてみましょう。
この記事のまとめ!
・自分を褒めるのは練習すれば誰でもできる!
・結果ではなく一つ一つの過程を褒めよう!
・まずは自分で褒めることから!
メンタルを一人で変えることは簡単ではない
人の行動の95%は無意識といわれます。
特に、目に見えないメンタルの動きを
全て意識することは非常に困難です。
だからこそ思うのは
自分自身のメンタルだからといって、
自分一人で抱え込まなくてもいいということです。
一生懸命だからこそ、
大好きな競技に本気だからこそ、
そこにある悩みや課題と一緒に向き合い、
そこにある成長を一緒に喜ぶ。
私はそんなメンタルコーチでありたいと思っています。
「うまくいかない理由がわからない…」
そんな悩みがあるならば、
ぜひ一度メンタルコーチングを体験してみてください。
一緒に競技を楽しむメンタルを育てましょう。
スポーツメンタルコーチとして、トップクラスの実力が求められるアスリートを中心にアマチュア、学生アスリートまで競技を問わず幅広くサポートしています。メンタルを学んで、一緒に成長しましょう!