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ブログ モチベーションを引き出す

【モチベーション】心の底から湧いてくる、内発的モチベーションのチカラ。自分のやる気が湧き上がる方法とは。

モチベーションは燃えてますか?

こんにちは!スポーツメンタルコーチ橋本です。

私はアスリートのメンタルサポートを通して「心から愛する競技をハイパフォーマンスで最大限に楽しむアスリートを増やす」ことをミッションとして活動しています。

>>スポーツメンタルログを運営する理由

今回は「【モチベーションの心理学】心の底から湧いてくる、内発的モチベーションのチカラ。自分のやる気が湧き上がる方法とは。」と題してお伝えします。

この記事はこんな選手におすすめ!
・最近モチベーションがわかないな…
・もっと頑張りたいんだけどなんか上手く行っていないな…
・競技を続けていこうかどうかを迷っている。

この記事では

・内発的モチベーションって何?
・内発的モチベーションってどんなメリットがあるの?
・どうやって引き出せばいいの?

このような疑問に答えながら、

「内発的モチベーションのチカラとそれを引き出す方法」

というテーマについてお伝えしていこうと思います。

私はスポーツメンタルコーチとして、トップからアマチュア、学生まで様々な競技のアスリートのサポートをしてきました。そんな中で培ってきた「結果を残す考え方や方法」をこのブログで書いています。

この記事を読んだアスリートが自分の戦略を見直し、成長する機会にしてくれたら嬉しいです。

それではどうぞ!

モチベーションとは?

モチベーションって言葉、よく使いますよね。
私も選手と話していて、よく出てくる言葉の一つです。
このモチベーションという言葉は、そもそもどのような意味でしょうか?

やる気?テンション?

辞書を調べてみるとこのような説明がされています。

モチベーション(motivation)
①動機を与えること。動機づけ。
②物事を行うにあたっての、意欲・やる気。または、動因・刺激。「モチベーションが上がらない」「高いモチベーションを維持する」
(goo辞書)

内発的モチベーションとは?

このモチベーションには、内発的モチベーションと外発的モチベーションという分け方があります。
この二つにはそれぞれ特徴があります。

内発的モチベーションは自分の内側からの欲求が元になって湧き上がるモチベーションのこと。「面白いからやる」「成長を実感できる」など、競技自体を楽しめている状態です。

一方、外発的モチベーションは報酬や賞賛など外部からの刺激によって活性化されるモチベーションのこと。「収入が欲しいからやる」「コーチから評価されたいから頑張る」「怒られないために練習する」など、これらは全て外部からの刺激によって活性化されるものになります。

内発的モチベーションのメリット。

現在、この「内発的モチベーション」はアスリートのメンタルに非常に重要なものであると言われています。

では、それはどうしてなのでしょう?

それを解き明かすために内発的モチベーションのメリットをいくつかみていきましょう。

モチベーションがモチベーションを産む。

内発的モチベーションがエネルギーになっている時というのは、いわば自分の心の芯の部分に火がついた状態。この状態になった時、心の火はじわじわ長い時間燃え続けることができます。

「面白い」「楽しい」ということを感じていると自然と競技活動に前向きに取り組むことができます。こういった状態でいる時の人の脳は非常にクリエイティブになり、さまざまなアイデアや発想が生まれてきます。

「これにチャレンジしてみよう」
「新しい方法を試してみよう」

そんな風に練習やトレーニングに取り組むことで、技術的な新しい発見をできたり、自分の成長に繋がったりすると、それに対して再び「面白い」「楽しい」という感情を感じることできるのです。

内発的モチベーションはこうしてさらなる内発的モチベーションにつながるという特徴があり、それがモチベーションを長続きさせる要因になっているのです。

他人や環境からの影響を受けにくくなる。

内発的モチベーションを自覚できた人の大きな強みは、他人や環境など自分の外側からの影響を受けにくくなることです。

「自分がやりたいことだからやる。」
「楽しいからやっている。」
「成長したいから練習を頑張る」

こういった自分の中からモチベーションがはっきりしていれば、例えば

「指導者に評価されるために」
「親に認めてもらうために」

という他人からの評価を得るために競技や練習に取り組むことは自然と減っていきます。

結果的に外部から影響を受ける機会というのは少なくなっていき、モチベーションにも安定感が出てきます。

内発的モチベーションを引き出す方法。

ではどのようにして内発的モチベーションを引き出せばいいのでしょうか。
その方法をみていきましょう!

「焦らずじっくり」でいい。

「モチベーションがわかない状態はよくない」と多くの人は捉えがちですが、そのような捉え方こそが「このままでいいのか」「やばい」と、焦りや不安につながってしまいます。

しかし、焦りや不安こそ「外発的なモチベーション」につながります。そしてその中では、自分自身の中にある「好きなこと」「楽しいこと」と向き合う事が難しくなってしまいます。

だからこそ、まずは
「今はモチベーション湧いてこないけど、できる範囲のことをやればいい」
「これからも走り続けたいから、ペースダウンの時期も大事だ」
というぐらいに考えておくことが重要です。

余裕や遊びの中でこそ、自分自身の内側にあるモチベーションに気がつけます。
焦らずじっくりでいいのです。

自分が好きなこと楽しいことについて知る。

子どもの時どんなことが楽しかった?

内発的モチベーションの要素は「楽しい」「面白い」「成長できる」というもの。
しかし「何が楽しいのか」「どんなことに成長を感じるのか」というのは人それぞれ違います。

だからこそ言えるのは、自分自身がどういったことが「楽しい」「成長」を感じるかを知っておくことが大事です。そのためにはあなた自身の過去を振り返ってみることが有効です。

・これまで生きてきた中で「楽しい」と感じた事はなんでしょうか?
・小さい頃夢中になったのはどんな事だったでしょうか?
・これまでで成長できたと感じる瞬間はどんな事だったでしょうか?

こういった目線で懐かしい思いと共に自分の人生を振り返ってみましょう。
どんな小さなことでもいいですし、他人からすごいと思われなくたっていいのです。

自分自身を知ることが、ココロの奥底から湧き上がるモチベーションを見つけ出す鍵になります。

今やっていることの好きなところ、楽しいところを考える。

もし、今やっていることが「好きなこと」だとしたらそれはとてもラッキーなことです。
だとすれば、もっと詳しくコトバにすることが大事です。

今やっている競技の好きなところはどこでしょうか?
それはどうして好きなのでしょうか?
その競技をやっていて「楽しい」と感じる瞬間はどんな時でしょうか?

コトバにするにあたってはノートなどに思いついたことを書き出すのが有効です。
書き出すことによって、気持ちは整理されますし、後から見返すこともできるようになりますよ。

好きなものや楽しいことを人に話す。

自分の好きなことや楽しいことを知ることができたら、それを他人に話すということも非常に有効です。もしそれを一緒になって喜んでくれる人がいれば、それは本当に幸せなことでしょう。

先日Twitterで、ジュニア世代のサッカースクールのコーチが子どもたちとヨーロッパリーグの話で盛り上がっているとのツイートを見かけました。その関係は対等で、コーチ自身も大人と子どもというよりもむしろ友人のように感じているとか。

年齢の違いを超えて「好きなこと」について話をできる相手がいるということで、きっとその選手はこの先もサッカーを好きでいられるのではないかと思います。

話す相手は、同じ競技の選手でもいいですし、ただ仲の良い友人でももちろん大丈夫です。
ただただ、「好きだ」「楽しい」「面白い」という気持ちを聞いてもらいましょう。

まとめ:自分のモチベーションの源泉を知ろう。

「10万時間の法則」というように、競技で成績を残そうとするならば、長い間その競技と向き合い練習に取り組む必要があります。だとすれば、競技人生とはマラソンのようなもので、遠くに向かって長い期間を走る技術が求められます。

内発的モチベーションという発想とそれを保つための技術を身につけられれば、目標にたどり着く可能性はグッと高まるでしょう。

また、自分自身を知る事はモチベーション以外にも非常に良い影響をメンタルに与えてくれます。

モチベーションがわかないなぁ。

そんな時は自分の内側とじっくり向き合ってみましょう。
そのピンチはチャンスかもしれませんよ。

この記事のまとめ!
・内発的モチベーションは「好き」「楽しい」「成長」がキーワード
・内発的モチベーションは、温まりにくいが冷めにくい。
・「自分を知る」ことが内発的モチベーションにつながる。

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