競技で力を発揮するためには、メンタルが強い方がいい。
そんな話は良く聞きますが、本当にそうなのでしょうか?
今回はメンタルが弱い人こそ上手くなる可能性があるということについてお伝えします。
この記事はこんな人にオススメ!
・メンタルが弱いことに悩んでいる
・メンタルが弱いって言われたことがある
・自分はメンタルが弱いと思っている
ぜひ最後まで読んでくださいね。
それではどうぞ!
メンタルが弱いって何?
メンタルが弱いというのはどのような状況なのでしょうか?
ネガティブなことを考えてしまうんです…
試合だけ緊張して上手くいきません…
調子が不安定なんです…
選手と話していると、こんな状態のことを言っていることが多いです。
最近では「豆腐メンタル」なんて言葉で表現されるように、少しの刺激でもろく崩れやすいイメージなのかもしれませんね。
メンタルは強くないとダメなの?
強くないといけないと思ったのはどうして?
メンタルが弱くて困っている…
そのような悩みを持つ方に一度考えて欲しいことがあります。
それは「そもそもどうしてメンタルが強くなければいけないと思ったの?」という問いについてです。
それを明確に思ったのはいつでしょうか?
誰かが言ったからでしょうか?
それとも自分がそう思ったきっかけがあったのでしょうか?
我々人間はそれぞれが思い込みの世界で生きています。
そしてその思い込みは我々のこれまでの経験から形作られています。
メンタルが弱いのはダメなことだという思い込みを作った経緯をはっきりとさせることが重要です。
メンタルが弱さに悩んでいる方は、これらについて一度考えてみましょう。
強いだけ・弱いだけの人などいない。
SNSなどでアスリートの評価を見てみると、あの選手はメンタルが強い、あの選手はメンタルが弱いという分類して、だからこうしよう!みたいなものをよく見かけます。しかし、その評価をそのまま信じ込むのはお勧めしません。
というのも結果を残した選手のメンタルは強く見えるし、結果を残せなかった選手のメンタルは弱く見えがちだからです。良くも悪くも結果論になりやすいのがメンタルという世界です。
人間の本質を考えたときに、強いだけの人、弱いだけの人というのはほとんどの場合存在しません。素晴らしい結果を乗り越えてきた多くの選手の中には、強い部分と弱い部分が存在しています。長い競技人生の中で様々な工夫をこらしながら乗り越えてきた選手ばかりだからです。
同じようにメンタルが弱いだけの人は存在しません。必ずといっていいほど自分自身の強みが存在しますし、それをうまく使えるようになることがメンタルの成長です。
そのためには日々の練習や生活の中での実践を繰り返し、自分自身を知るということが大事です。
そうすることで確実に今日より明日、改善していくことが可能です。
弱いからこそ上手くなる。意識する3つのステップ。
自分の状態を客観的に受け止める。
ネガティブな感情を持ちやすいということで悩んでいるときは、まずはその気持ちを受け入れることが重要になります。
そのような時に有効なのは、自分自身を遠くから眺めているような気持ちで客観視することです。
これを心理学的には「メタ認知」と言ったりします。
例えば、試合前に不安を感じた時には自分自身に対して
「君は試合に不安を感じているんだね。」
「上手くできるか心配なんだね。」
ということを言葉にしてみましょう。
自分の気持ちをコントロールするための第一歩は、無意識の思考や感じている気持ちを自覚することです。
ポイントは、出てきた気持ちに対する「良し悪し」はつけないことです。
そう思っているんだなぁ…と素直に受け止めましょう^^
ネガティブな感情を受け入れ準備に力を注ぐ。
ネガティブ感情を持つというのは、普通に過ごしていれば不快な感覚です。
しかし、ネガティブな感情が伝えたいことを上手に聞くことができれば、パフォーマンスアップにつなげることも可能です。ここに俗にいう「メンタルが弱い」選手の勝ち筋を見出すことができます。
・自分はどんなことに不安を感じているんだろう。
・イライラをうまくエネルギーに変える方法はどんなやり方だろう。
・試合前に緊張を感じることにどんな良い意味があるだろう。
日々のネガティブな気持ちに一つ一つ意味を見出すことができれば、今度はそれを試合に向けての準備につなげることができます。
悪い結果になることを想定し事前に準備を進めることができれば、高いパフォーマンスを発揮できるという研究結果もあるようです。
気持ちの弱さは、それだけ謙虚に準備ができると言い換えることも可能です。
だからこそ、気持ちの弱さを切り捨ててしまってはもったいないかもしれませんよ。
「今、この瞬間にできること」に意識を向ける。
メンタルの弱さを自覚し準備を進められたら「今、この瞬間にできること」に意識を向けることが大事です。
不安や緊張の多くは「未来」に関するものです。
そして、不確定な要素が多い未来はコントロールしきることができません。
だからこそ「今、この瞬間できること」をシンプルに実行することが重要になります。
進めてきた準備を信じベストを尽くすことで、相応しい結果がついてきます。
結論:弱さを受け入れれば伸びていける。
一流と呼ばれるアスリートにも、上手くいかなかった経験はたくさんあります。
・練習が大嫌いだった。
・大きな怪我に泣いた。
・思ったように評価されなかった。
しかし彼らが大きく飛躍したのは、そのネガティブな経験と向き合って丁寧に克服していったからこそ。決して最初から強いわけではなかったということです。
だからこそ自分の弱さが現れた時というのは、それを乗り越えるチャンスだと言えます。
そしてそれを意味のあるものにできるかどうかは自分次第です。
このブログが少しでもためになれば嬉しいです。
弱さを味方にして成長速度を上げていきましょう^^
まとめ:弱さを受け入れ成長につなげる3つのステップ
①弱い気持ちを受け入れる。
②ネガティブな気持ちがあるからできる準備をする。
③今できることに意識を向ける。
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