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チームワーク ブログ

【チームワーク】信頼されるアスリートになろう。指導者やチームメイトとの信頼関係の築く5つの方法。

こんにちは!スポーツメンタルコーチ橋本です。

スポーツメンタルログでは、これまでさまざまなアスリートをサポートしてきた経験をもとに、「愛する競技を高いパフォーマンスで楽しむ選手を増やす」ことをミッションに、アスリートのメンタルについて発信しています。

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この記事はこんな選手におすすめ!
・コーチが自分を信用してくれていない気がする…
・チームメイトが協力的じゃない…
・試合に出たいけど、選ばれない…

この記事では

・信頼ってなんで大事?
・信頼口座って何?
・信頼を貯める方法ってどうしたらいいの?

このような疑問に答えながら、

「信頼関係の築き方」

というテーマについてお伝えしていこうと思います。

この記事を読んだアスリートが自分の戦略を見直し、成長する機会にしてくれたら嬉しいです。

それではどうぞ!

こんな悩み持っていませんか?

なかなか試合のメンバーに選ばれない…
チームメンバーがついてきてくれない…
選手が言ったことを守らない…

あなたはこんな悩みを持っていませんか?

人の悩みの8~9割が人間関係によるもの、という話がありますが、
実際こういったことに頭を悩ませる選手や指導者はよくいらっしゃいます。

このような悩みはどうして生まれてしまうのでしょうか?
それを理解する上で「信頼口座」という考え方を知っておくと良いかもしれません。

信頼口座という考え方

あなたが競技で成功したいと思うのなら、他人との協力は不可欠。
コーチやチームメイトとお互いに信頼し、
いい影響を与え合うことができれば、自然と成功は近づきます。

この信頼について面白い考え方があります。
それが「信頼口座」という考え方です。

この考え方はスティーブン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』という本に書かれていて、
お金を預けて引き出せる銀行口座と同じように、
人と人との間に開設される信頼を預けられる口座があるというものです。

この本自体は一般の人向けに書かれたものですが、
この考え方はアスリートにも適応可能です。

人間関係でうまくいかない=信頼口座の残高不足

銀行口座で、預けた以上のお金を引き出すことはできないように
この信頼口座も預け入れた信頼以上を引き出すことはできません。

相手が自分の思った通りにしてくれないという悩みや不満は
あなたが預け入れた信頼以上に、
相手から引き出そうとしている証拠かもしれないのです。

極端な例で言えば
指導者のアドバイスに無視しているのに、試合に出してないと不満をいう選手。
選手に厳しく叱りつけ理解しようとしないのに、選手に理解してもらえないと嘆く指導者。

こういった人がいたとしたら、
その悩みはいつまで経っても消えないでしょう。

まずは信頼口座の残高を増やす必要があるのです。

信頼される人になることの重要性

信頼のおける人を頭に浮かべた時にどんな気持ちを感じるでしょうか?

この人のことをよく知っている。
この人と一緒にいても、傷つくことはない。
この人はなんでもやり遂げる人だ。

こんなふうにことを少しでも感じられるのではないでしょうか。

信頼口座に預け入れされている状態というのは、
相手があなたのことをそう思ってくれている状態です。

この状態になっていると、
相手は自分のことを開示してくれたり、
あなたに協力が必要な時は手助けをしてくれたり、
失敗した時にも多めにみてくれたり、
自分の言いたいことを汲み取ってくれたりします。

こういったメリットは、
例えばチームでのコミュニケーションに如実に現れます。

信頼感を醸成することができたチームは
「こうして欲しかった」という回数が減り、
味方がミスした時に励まし、
少ないコミュニケーションでうまくチームワークを発揮します。

個人競技だったとしても一人で競技をできるわけではありません。
コーチをつけている人もいれば、スポンサーについてもらっている個人競技者もいるでしょう。
そうした場合も、その方々との信頼関係が築けていれば、
あなたの意見ややりたいことが通りやすくなります。

一人になってはいけない

単純なメリットを挙げればキリがないのですが、
もう一つこの信頼関係を築くことが大事な理由としてあげられるのは、
信頼関係を深めることができるということが人生の幸福感に影響を与えるからです。

橘玲さんの『幸福の「資本」論』によれば、
その幸福感の多くは「身近な人との絆」からもたらされるものだと言います。
この身近な空間を、この本では「愛情空間」「友情空間」という名前で呼んでいます。

私たちは主にこの空間から幸福感を得るわけですが、
人によっては信頼関係を作れずにこの空間の居心地が悪くなってしまうことも。

アスリートとしての生活の中で愛情・友情空間の居心地が悪いと
競技することが次第に苦しくなっていってしまいます。
また、人間関係のストレスの中では競技のパフォーマンスも
うまく発揮できなくなる可能性があります。

そうなってしまうと競技を通して人生を豊かにすることが望めなくなります。

幸福感とパフォーマンスは密接に関わっていることを考えると、
信頼関係を最適化できるということはアスリートにとっても重要なスキルだと言えます。

【関連記事】
【アスリートキャリア】競技人生を豊かなものにするために考えておいて欲しい「幸福の土台」。具体的な3つを知っておこう。

信頼口座を増やす方法5選

じゃあ実際に信頼ってどうやって貯めればいいの?
と思う方もいるでしょう。

今回はその方法を5つご紹介します。

相手を先に信頼する。

大原則のポイントにもあるように、「あなたを信頼するorしない」は相手が決めることです。
実は「信頼してもらう」と思っても、その通りにはいきません。

では自分自身にコントロールできることとは何でしょうか。
それは「相手を信頼するorしない」ということです。
実はここができるかどうかで、相手に信頼されやすさが変わってきます。

というのも「人から信頼してもらえる」というのは多くの人にとっては、非常に嬉しいこと。
人によってはそれだけで自分を肯定されている感覚にもなるかもしれません。

あなたがそのような喜びを相手に与えられるような人になれたら、どんなことが起きるでしょうか?

もちろん誰でも100%信頼すればいいということではありません。
自分を利用しようとしてくる人を信頼する必要はありませんし、
同じ人でも「この人のここは信頼できる、ここは信頼しない」というところがあって当然。

そして逆に「その人の全てを信頼できない」ような方はいないと気がつけると思います。
20%なら20%なりにあなたが信頼できる部分をまずは信頼して、
少しずつ信頼できる部分を広げていけば良いのです。

誰をどこまで信頼するかという自分なりの基準をもちましょう。
そして少しでも目の前の人と信頼できるようになっていきましょう。

約束を守る。誠実に振る舞う。

約束を守るというのはそれだけで信頼を増やすことにつながります。
誰かが「有限実行」する姿を見ると、次に何かをする時の期待になりますよね。

これは大きなことでなくても大丈夫です。
例えば相手との待ち合わせ時間を守るということも非常に重要なことです。
相手の時間を大事にするためにも、約束の時間は守りましょう。

そしてこれは他人との約束はもちろんですが、
自分自身との約束にもあてはまります。

毎晩寝る前のストレッチをすると自分に約束して、それを続けられるということだけで、
人からは「この人はやり抜く力があるんだ」という見え方になります。

労力を惜しまず徹底的にやる

約束をきちん守るということに似ているかもしれませんが、
やるべきことを徹底的にできるということも信頼を得られる人の特徴です。

たとえば、指導者に教えてもらった練習方法を徹底して行い、
その中で気づいたことや学んだことを自分なりにまとめてみる。

それを教えてくれた人に話してみれば、
「あ、この選手はきちんと教えたことを実践するんだな」
ということが指導者からはわかります。

また、アドバイスに従うということだけでなく、
自分のやりたいことを徹底的にやり抜けるということも大事です。
やるべきことに一生懸命エネルギーを注げるというのは
周りから見ればそれだけで信頼に値するものです。

愚痴や悪口を言わない

これは信頼を得るというよりも、
信頼を損なわないための方法かもしれません。

得に「相手に聞こえていないからいいだろう」という気持ちで
相手のいないところで悪くいってしまう方がたまにいますが、
そういった場所でこそ、信頼されるかどうかがわかります。

そして愚痴や悪口でつながった関係は、
足を引っ張り合いにしかなりません。

「この人は周りの人を大事にできない人なんだ」

となってしまうと、
信頼は一気に揺らぎます。
このような習慣を持っている人は
信頼の貯金箱に穴が空いてるような状況だと覚えておきましょう。

悪口はもちろん、愚痴もできる限りやめたいですね。
心の中にとどめておいて下さい。

失敗したら心から謝る

誰かと信頼関係を築いていく中で、
時には失敗することもありますよね。

気づかずに失礼な態度をとってしまったり、
そんなつもりはないのに相手の立場を悪くしてしまったり。

そんな時は「ごめんなさい」を心からいえるかどうかが大事です。
自分が悪かったと誠意を持ってすぐに謝ることができるのは、
むしろ信頼口座を貯めることにもつながります。

誰にだって失敗や間違いはあります。
大事なのは間違いを認めそれを正すこと。
相手に誠実に振る舞いましょう。

まとめ:誠実な信頼関係を築こう。

アスリートに関わらず、
成功というのは一人でするものではありません。

信頼関係で繋がった仲間が必要ですし、
そのような信頼関係は一朝一夕で作れるものではありません。

「人間関係をよくするためのテクニック」はたくさん出回っていますが、
人間関係の原則を知り、自分自身の中にある他人に対する誠実さを磨く方がよっぽど大事です。

一つ一つの行動、一人一人の友人を大切にしましょう。

この記事のまとめ!
・信頼口座の考え方を知ろう。
・人間関係の悩みや不満は信頼口座残高不足かも。
・相手を思い、自分自身の誠実さを磨こう。

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