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【戦略的思考】有利な状況どう作るか?相手に勝つための3つの発想。

こんにちは!スポーツメンタルコーチ橋本です。

今回は「有利な状況をどう作るか?相手に勝つための3つの発想。」と題してお伝えします。

この記事はこんな選手におすすめ!
・対戦相手がいる競技をしている。
・相手に勝つための戦略の立て方を知りたい。
・勝ち続ける選手になりたい。

この記事では

・この先、自分どう成長していけばいいんだろう??
・勝つための戦略って何??
・どうやって戦略を立てればいいの??

このような疑問に答えながら、

「有利な状況どう作るか?相手に勝つための3つの発想。」

というテーマについてお伝えしていこうと思います。

私はスポーツメンタルコーチとして、トップからアマチュア、学生まで様々な競技のアスリートのサポートをしてきました。そんな中で培ってきた「結果を残す考え方や方法」をこのブログで紹介しています。

この記事を読んだアスリートが自分の戦略を見直し、成長する機会にしてくれたら嬉しいです。

それではどうぞ!

勝負に勝ちたいか!

こう聞かれた時に

いや自分負けてもいいっす!

こんな風に答える選手はほとんどいないと思います。

競技とは相手がいるからこそ成り立つものです。

「相手やライバルをいかに上回るか」という問いは、競技で上を目指すのであればずーっと付き纏ってくるもの。ここから目を背けては、勝つはずのものも勝てなくなってしまいます。

だからこそ、この課題と真剣に向き合い、一つ一つ解決していくことが大事!

成長というのは何も身体や技量の成長だけではありません。

相手を上回るという課題を解決する力を育てることも、立派な成長といえます。

戦略的な思考の第一歩はこちらの記事から!
【初心者向け】強い方が勝つとは限らない!戦略的思考の始め方。

試合巧者(しあいこうしゃ)になろう

試合巧者という言葉を知っていますか?

試合巧者(しあいこうしゃ)
…試合の巧みな人、達者な人、上手な人。

試合するのが上手な人という言葉でまとめるとスッキリするでしょうか。

これは単に
・身体能力が高い
・技術がすごい
ということではありません。

上手に試合の流れを引き寄せたり、その流れに乗って有利に試合を進める。
こういったことをするためには、試合全体を見通し戦略的に物事を考えることが大事になります。

このために試合巧者と呼ばれる人はどんなことを考えているのでしょうか?

その大きなも発想一つは「どうやって有利な状態を作るか?」です。

有利な状況を作り出す3つの方法

では試合を上手に進めるためには何が必要なのでしょうか?
どうすれば有利な状態を作り出すことができるのでしょうか?

今回はそのための3つの発想をお伝えします。

有利な場所や状況を選ぶ

まずは相手との実際の競争を考える前に、「有利な場」を選べないか考えてみましょう。

有利な状況というのは
・自分が主導権を握れる
・自分の得意なことが活かせる
・相手にとって不利

例えば、
屋外の競技であれば陽の光が背中になるようにしたり、相手が動きづらい場所に追い込んだりということは有利な場所を取ることになります。屋内でも照明の位置などや立ち位置によって、有利不利はあるかもしれません。

また、自分の得意なことを活かせる状況はなんだろうということを考えてみることも重要です。練習で培ったフィジカル・テクニックの部分が試合に有利になるなら、それを活かすためにはどんな状態だったらいいだろうか?どうやったらその状態を作れるだろうか?と考えておくといいでしょう。

他にも、その場の雰囲気という面では「応援を味方につける」ということも心理的に有利になるためには重要な要素の一つです。SPORTS BULLが高校生を対象におこなった調査では応援されることにより選手のパフォーマンスが向上したというデータ報告されています。
人は、見られることで、強くなる。| 大勢に注目されることが選手のパフォーマンス向上に影響することを検証

ポイントは「その場のあらゆる条件を自分には有利に、相手には不利にする」ということです。こういったことは実際にプレーをする前から始まっています。

試合に向けての準備という意味でも、このような発想を持って戦略的に戦っていきましょう。

先手を取って試合の主導権を握る

有利な状況を作るためには「先手を取る」ということが重要です。

「先手を取る」というのは
・相手に「ダメージ」を与えるプレー
・相手が「ヤバい」と思うようなプレー
・相手が「ヒヤッ」とするプレー
・相手が対応しなければいけないプレー
を「相手より先に」することです。

こちらが「先手」を取ることができると、相手が「後手」に回らないといけません。
後手は相手のプレーに合わせて変化しなければいけないということ。
つまりは守りに入らないといけなくなります。

この時に先手を取ったことに安心するのではなく、
後手で対応した相手に対してさらに自分が変化し、また先手を取ります。

このようにして、自分は常に先手先手で攻め続け、
相手を後手に回し続けることができれば、
試合の展開をコントロールし続けることができるということですね。

言葉で書くと簡単ですが、このためには「相手がどんな選手・チームなのか」をきちんと研究することが大事です。

”彼を知り、己をしれば百選危うからず”

これは中国の戦略家、孫氏の言葉です。相手のことをよく知り、自分自身のできることをわきまえて戦うことで、相手に勝つということのイメージがはっきりとしていきます。

難しい局面を抑える

一つの試合の流れを考えてみましょう。

基本的にスポーツは、試合のスタート時は条件が平等になるように設定されています。
0−0から始まったり、スタート地点が決まっていたりしますよね。

平等の状態からプレーし、得点やパフォーマンスを競い試合の終わった時に差を付けることで「勝ち」が決まるわけです。

この勝ちというゴールを目指して向かっていくのが試合の流れだとしたら、その道順を決めることができる権利が主導権です。
ですので、相手にとっても試合の主導権というのは大切なもの。
ここで主導権の取り合いが発生します。

主導権がどちらのものにもなっていない、つまり試合がどっちに転ぶかわからない状態というのは、試合の中では非常に緊張感の高い時間です。この局面は試合の中でも、「難しい局面」ということができるでしょう。だからこそ、こういった局面になることを想定し、打破するためのアイデアやエネルギーを注ぐ必要があります。

一方で、主導権を握り流れを引き寄せられれば余裕が生まれます。この余裕に酔ってしまえばそれは油断になりますが、冷静に相手の対応に使えば、効果的な試合運びができるようになります。

当然、競技や相手によってその要所は変わります。勝負時を見極め、高い集中力で望めるように事前に準備をしておきましょう。

まとめ:有利な状況を狙って作り出せ!

相手より有利に立ち続ける、流れを引き寄せ有利な状況を作れるというのは「試合巧者」と呼ばれる選手・チームが大事にしている発想です。

相手に勝つための戦略を立て、実行して、改善していくことは、
自分自身のパフォーマンスを高めることと同じように重要。

だからこそ、戦略を立てる力は発想力も練習の中で鍛えていくことが、
長い競技人生の中では大きな効力を発揮することになります。

この記事を参考に
・自分の競技だったら?
・この相手だったら?
を色々考えてみてはいかがでしょうか?

この記事のまとめ!
・有利な場所や立ち位置を選ぶ。
・先手を取って試合の主導権を握る。
・難しい局面を抑えるための準備をする。

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